#23　旅で出合った最高のジンライム！ 北海道「クラフトジン」巡り

　「お盆を過ぎると秋の訪れを感じる」と言われている北海道ですが、まさにここ最近は朝晩涼しくなってきました。暑いからと窓を開けて寝ると、夜中に寒くて風邪をひくパターンの気候です。

　とはいえ、日中はまだ25度以上で、家の中は夏の暑さ。夜はやっぱりビールが飲みたくなります。そして、かたすみのライム果汁を冷蔵庫に常備している我が家にとっては、セカンドアルコールの定番は「ジンライム」に。しかも、この夏は北海道のクラフトジンとの出合いが続き、一層その複雑な美味しさに魅了されています。

芳醇な“森の女神”とライムの化学反応は想像以上

　7月の終わり、出張時の新千歳空港で一目惚れしたのが、積丹町（しゃこたんちょう）のクラフトジン「火の帆」でした。

　真っ白な箱に青い炎のロゴが目を引くパッケージ。アイヌの人々が「森の女神」と称した「アカエゾマツ」の深いオレンジの香りを基調に、キタコブシやエゾヤマモモなどの積丹産ボタニカルからなるジンです。

　このジンだけでも複雑で芳醇な味わいなのですが、かたすみのライム果汁でジンライムにすると想像以上の化学反応が起こります。

　味の底辺には「火の帆」の力強さがありつつ、その上に層のようにライムの酸味、苦味が乗ってきて、後味として舌の上に感じるのは旨みとスパイシー感、鼻を抜けるのはライムの香りとジンの青々しさ......本物同士がぶつかった時の相乗効果たるや......その複雑な奥深き味わいに満足度はMAXでした。

これぞ北海道！ 屈指の山岳リゾート“トマム”で味わうラベンダーの１杯

　夏の休暇中、子ども達と過ごしたトマムで遭遇したのはラベンダーのクラフトジン。実は、ミニサイズのライム果汁が登場したことで、旅にも同行させていたワタクシ。ライムソーダで飲もうと持参したのですが、クラフトジンに出合ってしまっては、旅先ジンライムをせずにはいられません。

　ラベンダーがほんのり香るジンとライムのマッチングは、まさに北海道の夏！　大自然に抱かれながらのジンライムで、十二分に心の栄養補給をすることができました。

旅の帰り道で出合った“癒し系”クラフトジン

　そんな家族旅行の帰り道、道の駅で私の足を止めさせたのはニセコ町のクラフトジン「ohoro」。アイヌ語で「続く」という意味を持ちます。ニセコのヤチヤナギやニホンハッカなどのボタニカルを使用したジン。しっかりとした芯のある味わいを持ちながらクリアで軽やか、ミントのような爽やかな風味も感じます。

　ohoroで作るジンライムは、ジンがライムを包み込むようなまろやかな味わい。充足感と共に旅を終えた少しの疲労を、ohoroのジンライムが癒してくれました。ボタニカルの違いによって、こんなにもライム果汁を幅広く楽しめることに感激の夏でした。

ついに旅行先にもマイボトル持参（笑）　ここまでライムにはまった理由

　ライム果汁ミニの登場により、旅先でもライム生活を楽しむことができるようになったワタクシですが、そもそも生活の中にレモンはあっても、ライムがあるという人は少ないと思います。

　ライムは日本でほとんど生産されていません。原産地は、今のインド北東部からミャンマーにかけてと言われていますが、現在は熱帯地域の国々で広く栽培されています。私たちがスーパーで目にするのは多くがメキシコ産。

　そんな中、かたすみのライム果汁はヨーロッパのオーガニック認証を取得しているスペイン産のライムを使用。濃縮還元ではなく100％ストレート果汁を使用し、保存料、香料など添加物を一切使っていない「無添加」なのが特筆すべき凄さなのです！

　なんといっても、特長はその酸味の素である「クエン酸」。風邪予防や疲労回復には効果的で、その高い香りには心身をリラックスさせるアロマテラピー効果もあります。ライム果汁の蓋を開けて鼻をくんくんするだけでいい気持ちになるのは、その効果なのでしょう（笑）

まだまだ暑さが厳しく、夏バテでちょっとお疲れ気味な方にはライムがオススメですよ。

　さて、次はいつ、どこで新たなクラフトジンに出合えるか......。ライム生活を始めたことで、また新しいワクワク探しを見つけてしまいました♪